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みさき内科リウマチ・関節炎クリニック|全身性強皮症(SSc)

膠原病疾患-全身性強皮症(SSc)

Systemic Sclerosis

小野市黒川町 みさき内科リウマチ・関節炎クリニック 膠原病疾患全身性強皮症(SSc)
Systemic Sclerosis

全身性強皮症(SSc)

全身性強皮症(SSc)は、皮膚を含めた全身の臓器が硬くなる線維化を特徴とする自己免疫疾患です。皮膚硬化は手指から始まることが多く、全身に広がることがあります。肺線維症や肺高血圧症、腎障害、消化管障害など臓器にも影響が及びます。

限局皮膚硬化型とびまん硬化型に分かれ、進行や重症度が異なります。

全身性強皮症(SSc)の主な症状である手指のむくみや硬化、関節痛・筋肉痛のイメージイラスト

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全身性強皮症の症状

  • 皮膚の硬化や色素沈着

  • 手指のむくみや硬化(ソーセージ様指)
  • レイノー現象(指先の色が白く変色)

  • 関節痛や筋肉痛

  • 嚥下(えんげ)困難、胸焼け、腹痛・下痢
  • 空咳・呼吸困難

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全身性強皮症の原因

免疫異常により線維芽細胞が過剰に働き、膠原線維が沈着することで線維化が進行します。遺伝的要因、ホルモン、環境因子(粉塵曝露など)が関わります。

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全身性強皮症の診断

皮膚の硬化所見、血液検査での自己抗体(抗Scl-70、抗セントロメア抗体、抗RNAポリメラーゼⅢ抗体など)、肺機能検査やX線検査、心臓超音波検査などで診断します。

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全身性強皮症の治療

根治的な療法はありませんが、免疫抑制薬や血管拡張薬、抗線維化薬を用いて症状を抑えます(ステロイド製剤は全身性強皮症の重篤な合併症の引き金になる可能性があります)。

肺高血圧や腎障害に対する専門的治療も必要です。

近年では全身性強皮症に生物学的製剤(リツキシマブ)が保険収載され、治療の手段が広がっています。

Our Care System

診療体制

  • 皮膚・肺・腎臓など臓器合併症の包括的管理

  • 血液・画像検査を用いた定期的な評価
  • リハビリや生活指導を含めた診療
  • 寒冷を避けてレイノー現象を予防する
  • 皮膚の保湿を心がける
  • 逆流性食道炎予防に少量頻回の食事
  • 息切れやむくみが出た場合は早期受診

生活上の注意アイコン

Lifestyle Guidance

生活上の注意

  • 寒冷を避けてレイノー現象を予防する
  • 皮膚の保湿を心がける
  • 逆流性食道炎予防に少量頻回の食事
  • 息切れやむくみが出た場合は早期受診

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